テスラとCATLを動かす無錫の巨影:先導智能、電池装置の現実
世界のリチウムイオン電池製造装置で断トツ首位を走る無錫の巨人、先導智能(LEAD)。かつてヒラノテクシードや東レが築いた電池設備をいかに丸ごと呑み込み、CATLやテスラのギガファクトリーを牛耳るに至ったのか。巨額の売掛金リスクと欧州電池バブル崩壊が突きつける、知られざる装置産業の明暗を解剖する。
リチウムイオン電池製造装置において世界シェア首位を誇るグローバル設備コングロマリット。王燕清が無錫で創業。電極の塗工機(コーター)、高速巻取機(ワインダー)、スリッター、セル組立ラインから後工程の化成分容検査装置まで、ギガファクトリー全体の全工程ターンキー供給を確立。CATL(寧徳時代)の最大設備サプライヤーであり、テスラ(上海・米メガファクトリー)、BMW、フォルクスワーゲン、欧州Northvolt等へ納入。次世代の全固体電池向け乾式電極(ドライコーティング)装置でも先導する。
1990年代にソニーや松下電器とともにリチウム電池製造設備産業を開拓したヒラノテクシード(塗工機)、CKD(巻取機)、東レエンジニアリングにとって、単体機械からギガファクトリー全体のシステム丸ごと供給で世界シェアを奪われた最大のライバルです。
世界のリチウムイオン電池製造装置で断トツ首位を走る無錫の巨人、先導智能(LEAD)。かつてヒラノテクシードや東レが築いた電池設備をいかに丸ごと呑み込み、CATLやテスラのギガファクトリーを牛耳るに至ったのか。巨額の売掛金リスクと欧州電池バブル崩壊が突きつける、知られざる装置産業の明暗を解剖する。