オランダに本社を置くグローバル決済プラットフォーム大手のAdyen(アディエン)は、中国で最も普及しているモバイル決済サービスの一つである「WeChat Pay(ウィーチャットペイ)」の実店舗向け店頭決済(POS)サポートをグローバルで本格開始しました。
これにより、世界中のAdyen加盟店は、自前のPOS端末を通じて店頭でのWeChat Pay決済をスムーズに受け入れることが可能となります。これはAdyenが推進する「ユニファイド・コマース(オムニチャネル決済の統合管理)」ソリューションにおける重要なマイルストーンです。Adyenは2016年よりオンラインEC向けにWeChat Payの統合を提供してきましたが、今回の展開によって実店舗でも同様の決済体験を提供できるようになります。
中国の3大モバイル決済インフラの受け入れを一元化
WeChat Payが実店舗向けPOSに加わったことで、Adyenの加盟店舗は、アリババグループの「Alipay(アリペイ)」、および「銀聯国際(UnionPay International)」を含む、中国国内の3大決済サービスすべてを一元的に受け入れ可能になりました。
WeChatは中国国内で圧倒的なシェアを誇り、アカウント数は約13億に達します。そのうち数億人規模のアクティブユーザーが、個人間送金(P2P)や日常生活の購買、オンラインショッピングの決済手段としてWeChat Payを日々利用しています。
拡大するグローバルインバウンド市場への対応
Adyenのローラント・プリンス最高営業責任者(CCO)は次のように述べています。
「世界中の加盟店が利用するPOS端末において、中国の3大決済手段すべてをサポートできることを嬉しく思います。この機能拡充により、グローバル展開するマーチャントは、海外旅行に出かける非常に巨大な中国人消費者層を取り込むことが可能になります。特に、11月に開催され過去最高の流通額を更新したメガセール『独身の日』の活況を見ても明らかなように、小売事業者にとって、中国の消費者が日頃から使い慣れている決済手段を店頭で提供することは、かつてないほど重要になっています」
情報源:プレスリリース
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