中国のアリババグループ傘下のアント・フィナンシャルが提供するキャッシュレス決済サービス「Alipay(アリペイ)」が、シンガポール国内のより多くの場所で利用可能になる。現在、Alipayの利用は中国国内の銀行口座を紐付けているユーザーや、中国の銀行が発行したクレジットカードの保有者に限られているが、アント・フィナンシャルのシンガポール担当責任者メルビン・オーイ氏は、現地の銀行口座を持つシンガポール住民も近くAlipayを利用できるようにする方針を明らかにした。
アント・フィナンシャルは8月22日、Alipayの加盟店網および決済ポイントを拡大するため、シンガポールのモバイル決済スタートアップ「CCフィナンシャル・サービシズ(CC Financial Services)」と提携契約を締結した。シンガポール国内における現在のAlipay決済可能ポイントは約2万カ所で、そのうち約1万7,000カ所はコンフォートデルグロ(ComfortDelGro)やプライム・タクシー(Prime Taxi)などのタクシー車両。残りの3,000カ所は、チャイナタウンやセントーサ島、オーチャード・ロードなど、中国人観光客の往来が多い主要な商業エリアや観光地である。
今回の提携により、CCフィナンシャルはピープルズ・パーク・コンプレックスやブギス、ゲイランといった小売店のほか、クレメンティなどの住宅エリア周辺の店舗へも決済ポイントを順次展開していく。Alipayはシンガポールドル(SGD)を含む18種類の通貨に対応しており、加盟店側はCCフィナンシャルに取引手数料を支払う仕組みとなっている。
情報源:AsiaX
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