顔認識AI技術に特化したスタートアップ企業、Megvii Technology(メグビー)が、金融およびセキュリティ分野への事業拡大を発表しました。

クラウド型顔認識プラットフォーム「Face++」
同社のコア製品「Face++(フェイスプラスプラス)」は、2012年に中国初のクラウドベース顔認識プラットフォームとしてリリースされ、顔検出・顔認識・顔分析の3つのコアサービスを提供しています。現在は、アプリ開発者に最先端のコンピューティング技術を無料で開放するオープンAIプラットフォームへと進化しました。
1億ドルの大型資金調達を完了
Megviiは、CCBインターナショナル・ホールディングス(中国建設銀行の海外投資部門)やフォックスコン(鴻海精密工業)テクノロジーグループなどの投資家から、**総額1億ドル(約120億円)**の資金調達を完了しました。
共同創業者は「この資金はディープラーニングとマシンビジョンの研究開発、金融とセキュリティ分野への拡大促進、そしてAI・IoTへの投資拡大に充てる」と述べ、新たにインテリジェントロボット市場への参入も計画していることを明らかにしました。
金融・決済分野での導入実績
顔認識技術は、レンタカー、ショッピング、金融サービスなど、本人確認やパスコード認証が求められるさまざまなO2Oサービスで活用されています。
- Antグループ(アリペイ運営):2015年にFace++と共同開発した「Smile to Pay(笑顔決済)」を実用化。顔スキャンだけで買い物の支払いが完了する仕組みを提供。
- Alipay(アリペイ):ユーザーが顔スキャンでアプリにログインする機能をFace++のエンジンで実装。
- Meitu(美図):自撮りアプリで、顔の特徴をリアルタイムに追跡する機能に採用。
- チャイナモバイル、シノベーション・ベンチャーズ:施設入退室管理のセキュリティシステムに導入。
- 大手銀行・インターネット金融プラットフォーム:顔スキャンによるオンライン銀行口座開設を実用化。
さらにMegviiは、中国の公衆衛生当局に対して13億人規模の人口統計情報を検証するための顔認識技術も提供しており、国家レベルの本人確認インフラを支える存在となっています。
情報源:China Daily
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