決済サービス大手のWorldpay(ワールドペイ)社が発表した報告書によると、中国の電子商取引(EC)市場は2020年までに年平均約15%のペースで成長を続け、世界最大のEC市場としての地位を不動のものにすると予測されています。
電子ウォレット(QRコード決済)が市場の覇者に
2016年の中国EC決済市場において、最も普及している決済方法は「電子ウォレット(AlipayやWeChat PayなどのQRコード決済)」であり、全体の56%のシェアを占めました。これにデビットカード(11%)、クレジットカード(11%)、代金引換(8%)、銀行送金(7%)が続いています。
レポートでは、今後5年間でEC市場がさらに成熟するにつれ、消費者の決済ニーズが多様化し、電子ウォレットのシェアは一時的に46%(10ポイント減)に落ち着くと予測されています。これは、消費者の購買行動が多様な生活シーンに浸透する中で、加盟店側にもより多様な決済選択肢の提供が求められるようになるためです。
それに伴い、クレジットカード決済のシェアは11%から14%へ、デビットカードは11%から13%へと微増する見込みですが、電子ウォレットが決済市場の主役(王座)であり続ける構図に揺るぎはありません。
中国の巨大なEC市場規模と日本市場との対比
中国のEC市場全体の規模は、2020年には約1兆4,200億ドル(約160兆円)に達すると予測されており、これは米国の7,790億ドル、および日本の1,520億ドル(当時の予測値)と比較して、日本市場の実に9倍以上という圧倒的なスケールです。
なお、同レポートは新興国の急成長についても言及しており、インドのEC市場が急速に拡大し、2034年までに米国を抜いて世界第2位のEC市場に躍り出ると予測しています。
情報源:WorldPay、ChinesePayment翻訳編集
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