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    アリペイが無人コンビニの試験店を開設:信用スコアの社会実験

    アリペイが展開する個人信用スコア「芝麻信用」が、北京や杭州でコンビニと提携し「無人コンビニ」の試験店舗を開設。レジ担当者を置かず、顧客の性善説とモバイル決済に委ねる実験で発生した代金未払い問題や、信用社会の構築に向けた今後の展望を解説します。

    アリペイが無人コンビニの試験店を開設:信用スコアの社会実験

    アリペイ(Alipay)を運営するアント・フィナンシャルの個人信用評価サービス「芝麻信用(ジーマ・クレジット)」が、大手コンビニエンスストア「am/pm」と共同で、中国の「信用日」に当たる6月6日に“無人コンビニ”の試験店舗を北京市建国門エリアに開設し、大きな話題となっている。

    この店舗は名前の通り、店内にレジ担当者を一人も配置しない。買い物客は自ら商品のバーコードをスキャンし、アリペイを用いて決済するか、現金用のセルフ精算箱で支払う仕組みだ。代金を正しく支払うか、あるいはいくら支払うかは、完全に客の良識(性善説)に委ねられている。

    (※訳者注:当時の日本では、セルフレジの導入は一部の大型スーパーにとどまっており、店舗のレジ係を完全にゼロにして顧客の自発的なスマホ決済にすべてを委ねる「無人コンビニ」の試みは、将来の無人店舗化や個人信用システムを用いた社会実験として非常に画期的なものでした)

    開店から1時間で、店内には30人以上の買い物客が訪れた。精算方法に戸惑う客も一部見られたが、大半の客はスムーズに買い物を完了させた。しかし、午後に入ると状況が一変する。代金を全く支払わずに商品を持ち去ったり、商品の定価よりも大幅に少ない金額だけを精算する客が確認されたのだ。

    現地メディアの報道によると、女性客のグループが代金を支払わずに高額な商品を持ち出したり、別の客が高価な酒やタバコを手に入れたにもかかわらず、精算箱にわずか10元(約200円相当)しか入れないといった事例が発生した。

    今回の実験について芝麻信用の担当者は、「今回は人々の信用行動を観察する調査目的の試みであり、ルール違反の顧客に対して法的な責任を追及することはない」と説明している。試験店舗を通じて、一般市民の「信用社会」に対する意識を高め、将来的には自動販売機や無人コンビニといった新しい小売スタイルを普及させていきたい考えだ。

    なお、芝麻信用は同日、浙江省杭州市でも大手スーパーチェーン「華潤万家」が展開するコンビニ「Vango」と提携し、同様の無人コンビニ試験店を開設している。

    情報源:経済之声

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