アリババグループ(アリババ集団)は、急成長するオンライン旅行市場への本格参入を発表し、新たな旅行サービスプラットフォーム「アリトリップ(Alitrip/去啊)」を立ち上げました。
これまで同グループが「淘宝旅行(タオバオ旅行)」として提供してきた旅行関連サービスを全面的に刷新し、決済インフラである「Alipay(支付宝)」との強固な連携により、予約から支払い、さらには航空券の払い戻しやホテル予約の変更まで、すべての手続きをスマートフォン上で完結できる快適なユーザー体験(UX)を提供します。
「すべてをオンラインで完結」するスマート旅行体験
アリトリップの最大の特徴は、従来の旅行代理店や予約サイトのような電話での手続きを排除し、すべてデジタルで完結する利便性にあります。
- 航空券の予約・変更・払い戻し:アプリから数タップで航空券の購入ができ、払い戻し手続きも即時にオンライン上で処理。
- 1万社以上のパートナーと提携:国内外の航空会社、旅行代理店、ホテルチェーンなどと提携し、多彩な海外旅行商品もラインナップ。
- インバウンド対応:日本の温泉旅館やホテルなどの観光関連企業の出店・誘致も進められており、中国人観光客の日本旅行(インバウンド)市場を見据えた提携も視野に入れています。
急拡大する中国オンライン旅行市場の勢力図
当時の中国オンライン旅行(OTA)市場では、業界大手の「シートリップ(携程旅行網/Ctrip)」が市場をリードしており、それに「Qunar(去哪児)」や「eLong(芸龍)」が続く状況でした。
中国のオンライン旅行市場規模は、2013年時点で前年比を大きく上回る2,181億元(約3兆8,000億円)に達し、2016年には4,000億元を突破すると予測されています。
アリババは巨大なECの顧客基盤とAlipay決済エコシステムを強力な武器として、シートリップなどの先行他社に挑みます。
情報源:日本経済新聞
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