
中国民生銀行(China Minsheng Banking Corp., Ltd.)は、アリババグループ(Alibaba)が展開する中国最大のオンラインショッピングモール「淘宝網(タオバオ、Taobao)」上で、ダイレクトバンク(ネット専用銀行)サービスを開始することを明らかにしました。
同行とアリババとの間で締結された戦略提携フレームワーク協定に基づき、民生銀行のダイレクトバンク口座は、アリババ傘下のオンライン決済サービス「支付宝(アリペイ、Alipay)」のアカウントと直接連携される予定です。
銀行口座開設なしで金融サービスを利用可能に
この連携システムが本格稼働すると、アリペイの口座保有者は、民生銀行のダイレクトバンクに別途個人の新規口座を開設することなく、既存のアリペイアカウントを通じて民生銀行が提供する各種預金や資産管理(理財)サービス、金融商品を購入・利用できるようになります。
アリババ側は、本取り組みについて以下のように述べています。
「関連法規や金融監督政策に違反しないという大前提のもと、民生銀行はダイレクトバンクを通じて、アリババおよびその関連サービス(タオバオ、天猫など)を利用する数億人の顧客ニーズに合致した、革新的な金融商品・サービスを随時提供していく」
ネット金融(インターネット・ファイナンス)ブームの幕開け
当時、中国ではインターネット企業が金融サービスを提供する「インターネット金融(互聯網金融)」の黎明期にありました。実店舗を持つ銀行が大手ECプラットフォームの中に「店舗」を構え、既存の巨大なトラフィックと直接繋がる試みは、非常に先進的なケースです。
しかし、アリババ傘下の小微金融サービス集団(のちのアントグループ、Ant Group)広報部の朱健(シュ・ジエン)氏によると、今回の提携合意の内容は非常に多岐にわたり、システム統合やセキュリティ検証などを段階的に進める必要があるため、当初予定していた10月の開設スケジュールからはやや遅れる見通しであると説明しています。
※本記事は中国の主要新聞『新京報』等の報道内容に基づき構成しています。
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