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    10年で20億人へ:アリペイがブロックチェーンに託した世界送金網

    アント・フィナンシャルのジンCEOはCNBCに対し、ブロックチェーンやAI技術の導入による世界展開と、今後10年で顧客数20億人を目指す計画を表明。チャリティ事業「Ant Love」での先行事例に続き、コスト削減や透明性向上を軸とした国際決済市場での技術革新を追います。

    🇯🇵 日本産業対照:
    Alipayのグローバル展開とブロックチェーン技術

    ブロックチェーンやAIを融合し、海外市場開拓と決済の透明性向上を目指すAlipay(イメージ画像)

    アリババグループの金融会社アント・フィナンシャル(現アント・グループ)のエリック・ジン(井賢棟)CEOは、米CNBCの取材に対し、Alipay(アリペイ)へブロックチェーンやAI(人工知能)技術を本格導入することでグローバル展開を加速させ、今後10年以内に世界全体でアクティブユーザー数20億人を達成する目標を明らかにしました。

    中国のオンライン決済市場で50%以上、モバイル決済市場で80%以上のシェアを握るAlipayが、ブロックチェーン技術を武器に世界のフィンテック市場にさらなる旋風を巻き起こしそうです。

    コスト削減とセキュリティの鍵を握るブロックチェーンとAI

    ジンCEOは、ブロックチェーンやAI技術がもたらす「コスト削減」「安全性および効率性の向上」という利点を強調し、Alipayの決済インフラへの全面的な導入計画を認めました。アント・グループは決済サービス以外にも少額融資(マイクロファイナンス)など多様な金融サービスを展開しており、これらの領域にも新技術を順次適用していく方針です。

    慈善寄付プラットフォーム「Ant Love」での先行実験

    アリババのブロックチェーン活用プロジェクトの第一段階として、同社はすでに慈善寄付プラットフォーム「Ant Love(蟻聚愛)」にブロックチェーン技術を導入しています。

    寄付金の流れを分散型台帳(ブロックチェーン)に記録することで、募金の取引経路や最終的な用途を寄付者とオンラインでリアルタイムに共有。これにより、中国国内のチャリティ事業で長年課題となっていた資金移動の透明性と信頼性を劇的に向上させることに成功しました。

    中国国内での成功をベースに、アントがブロックチェーン決済を世界展開させることの影響は極めて大きく、世界の金融インフラのあり方自体をアップデートする可能性を秘めています。


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    執筆・編集:中国テック番犬 編集部

    孔明合同会社(KongMing LLC)/ 先端技術リサーチチーム
    10年の取材実績

    中国決済黎明期から10年以上の取材実績を持つ金融DX実務家、元IBMのエンタープライズITアーキテクト、外資系戦略コンサルティングファーム出身のビジネスアナリスト、およびAI・先端テックスタートアップ陣によって構成される専門リサーチ集団。現地の公式発表・法定開示・登記・特許・学術論文を直接精査し、日本の産業界へ向けて構造的で偏りのない客観インサイトを発信しています。

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