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    銀聯のPOSデータで即時融資、中信銀行と銀聯がオンライン提携

    中国銀聯の決済子会社である銀聯商務は、300万台のPOS端末データと中信銀行のオンライン審査システムを連携させた「POSオンライン融資」を開始。2013年の融資額は15億元を超え、中小事業者の資金調達を自動化・無担保で支援するビッグデータ活用型金融の全貌を解説します。

    中国銀聯(UnionPay)のPOSオンライン融資サービス
    中国銀聯(UnionPay)のPOSオンライン融資サービス

    中国銀聯(ユニオンペイ)の決済サービス子会社である「銀聯商務(UnionPay Merchant Services)」は、加盟店に設置された300万台のPOS端末から蓄積される膨大な取引データを活用し、中信銀行のオンライン審査・融資システムと連携した。この「POSオンライン融資」サービスは、2013年に累計融資額が15億元(約250億円)を突破する急成長を遂げている。

    中信銀行は2013年5月にオンライン融資プラットフォームの開発を完了し、6月に中国銀聯と提携契約を締結。同年10月に本格的な稼働を開始した。ローンチからわずか2か月で融資実行額は15億元に達し、融資残高は5億元を記録している。

    ビッグデータによる中小事業者の信用評価と自動融資

    このPOS加盟店向けの短期オンライン融資商品は、従来の財務諸表重視の審査とは異なり、加盟店の日常の決済取引データをリアルタイムに分析して信用評価(与信スコアリング)を行う。これにより、資金需要がある店舗に対して正確かつ迅速なアプローチを可能にする。

    与信審査、貸出額設定、送金手続きまですべてオンラインシステムで自動実行されるため、事業者は必要な時にいつでも借り入れ、返済ができる。この仕組みは、金融機関のリスクマネジメント技術と、銀聯が持つ広範な顧客基盤を高度に融合させたビッグデータ金融の先進事例と言える。

    POS融資サービスの主な特徴

    • 24時間利用可能:手続きはすべてオンラインで完結
    • 自動審査・融資:システムが自動で審査し、最短2分で結果を通知
    • 担保不要:2年以上の経営実績があれば無担保で融資可能
    • 限度額と融資期間:1社あたり上限50万元(約830万円)、期間は90日以内
    • 金利の柔軟性:金利は信用スコアに応じて段階的に設定(上限は年利15%)
    • 日割り計算:利息は日割りで計算され、いつでも返済可能

    (注)決済市場の背景 銀聯商務は、銀行間決済ネットワークを運営する中国銀聯の決済代行子会社。2013年上半期時点で、中国のサードパーティ決済(サードパーティによる決済代行)の市場シェアは銀聯商務が46.3%と圧倒的トップを誇る。2位はアリババ系のAlipay(17.8%)で、それに匯付天下(China PNR)、通聯支付(Allinpay)、テンセント系のTenpay(財付通)が続いている。

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