中国の決済サービス大手アリペイ(Alipay/支付宝)が発表した最新データによると、2014年1月15日時点で、同社の預金・MMF(マネー・マーケット・ファンド)連携サービス「余額宝(ユエバオ)」の運用残高が2,500億元(約4.5兆円)に達し、ユーザー口座数が4,900万件を突破したことが明らかになった。
驚異的な資金流入スピード
2013年末時点での残高は1,853億元であったため、2014年に入ってからのわずか15日間で約35%も急増した計算になる。この半月間で新規ユーザー数は600万人増加しており、1分あたり300万元(約5,400万円)のペースで新たな資金が投資商品へ流入している状態だ。
世界トップクラスのファンド規模へ
この残高2,500億元という規模は、日本円にして約4.5兆円に相当する。米ブルームバーグの統計データによると、これは世界のマネー・マーケット・ファンド(MMF)ランキングにおいても第14位に相当する規模であり、単一のネット完結型金融商品としては極めて異例の成長スピードといえる。
余額宝は、アリペイのアカウント内にある「使っていない残高(預金)」をタップするだけで、提携する天弘基金(Tianhong Asset Management)のMMFに即座に投資でき、銀行預金を大幅に上回る利回り(当時年利6%前後)が得られる仕組み。購入した資金はいつでも店舗決済や送金にそのまま利用できる「即時引き出し可能」な利便性を備えており、これが中国における個人の少額資産運用の概念を一変させることになった。
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