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    中国移動と銀聯が推進する「モバイル決済」SIMカードの普及

    2013年、中国移動(チャイナモバイル)と中国銀聯(UnionPay)が北京や上海などで開始したNFC対応SIMカードによる非接触決済サービス。おサイフケータイ類似技術の導入状況や、銀行連携による普及戦略を解説します。

    銀聯QuickPassによる決済イメージ
    銀聯QuickPassによる決済イメージ

    NFC対応のスマートフォンに専用のNFC-SIMカードを挿入することで、中国銀聯(UnionPay)の非接触決済サービス「QuickPass(闪付/クイックパス)」対応POS端末でのタッチ決済が可能になるインフラが、中国で急速に整備されつつある。現在、このタッチ決済に対応したPOS端末は、中国全土で既に130万台以上導入されている。

    この仕組みにより、物理的なキャッシュカードやクレジットカードを持ち歩くことなく、スマートフォンをかざすだけで買い物を済ませることができる。中国移動(チャイナモバイル)の北京支社は、この非接触決済機能を搭載したNFC-SIMカードの無料交換キャンペーンの開始を発表した。また、地下鉄やバスといった公共交通機関での乗車実証実験も完了し、間もなく正式に商用化される見通しだ。

    2013年6月9日、中国銀聯と中国移動は、上海や北京をはじめとする中国国内の主要16都市でおサイフケータイ型の非接触決済サービスを本格推進していくことで合意した。サービス開始初期段階として、対応する5機種のスマートフォンが発売され、主要8銀行と連携して利用体制を整えている。SIMカードの無料交換キャンペーンをフックに、ユーザーの移行を一気に加速させる狙いだ。

    日本のFeliCa規格をベースにした「おサイフケータイ」とは異なり、中国ではグローバル標準であるType A/B方式のNFCを採用しているのが特徴だ。通信キャリアのインフラ力と、国内唯一の決済ネットワークである銀聯の強固な提携により、キャッシュレス社会の基礎となるタッチ決済網が着実に形成されつつある。

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