1. 総パラメータと活性化パラメータを分ける
Moonshot AIの公式モデルカードでは、Kimi K2.6は総パラメータ数1兆(1T)、トークン当たりの活性化パラメータ数320億(32B)のMoEモデルとされています。旧稿の「総パラメータ数170.74B」は、この仕様に一致しません。配布サイトから取り込んだ数値を、そのままモデル全体の規模として扱った記述を撤回します。170.74Bの由来は確認できておらず、活性化パラメータ数ともみなしません。
2. 公開ウェイトとAPIは利用形態が異なる
公式カードにはモデルウェイトとAPIの提供先が示されています。ウェイトを自前で運用する場合と、外部APIを呼び出す場合では、データの送信先、運用責任、必要な設備が異なります。総パラメータ数と活性化パラメータ数だけから、必要メモリや運用費を断定することもできません。
コードとウェイトのライセンス表記はModified MITです。通常のMITライセンスと同一視せず、公式リポジトリのLICENSE本文を確認する必要があります。
3. 開発者が比較するための入口
公開モデルの規模を把握する際は、モデル名・版、総パラメータ、活性化パラメータ、配布形式を個別に確認することが重要です。日本語業務への適合性も、公開ベンチマークの順位だけで判断せず、実際の入力と期待する出力を使って評価する必要があります。
技術設計の詳細は既報のKimi K2.6解説も参照してください。
訂正(2026年10月16日):170.74Bを総パラメータ数とした摘要・見出し・本文を訂正しました。過去URLは維持しています。
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