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    小鵬の新型P7+とG7出荷:AIチップが支える次世代EV

    中国EVメーカーの小鵬汽車(XPeng)が、2026年モデルの「P7+」と「G7」を同時出荷。自社開発の「Turing」AIチップを3基搭載し、業界トップクラスの2250TOPSの計算力を誇ります。さらにSUV「G7」は、航続距離1704kmに達する革新的な「鯤鵬(Kunpeng)スーパーレンジエクステンダー」を搭載しています。

    小鵬の新型P7+とG7出荷:AIチップが支える次世代EV
    小鵬(XPeng)の新型EV「P7+」と「G7」の出荷開始イメージ
    出荷が開始された小鵬(XPeng)の2026年モデル「P7+」と「G7」(イメージ)

    中国の新興EV(電気自動車)メーカーである小鵬汽車(XPeng)は、2026年モデルのフラッグシップセダン「P7+」および新型SUV「G7」について、新年に合わせて1,000台以上の同時出荷を開始したと発表しました。

    これらの最新モデルは、単なるハードウェアの移動手段としてのEVの枠を超え、車載AIと次世代ソフトウェアアーキテクチャが融合した「AI定義車両」の形を体現しています。

    2026年モデル「P7+」の主なアップグレード

    セダンタイプの「P7+」は、今回のアップデートで快適性とエンターテインメントに関する104項目に及ぶ大幅な機能改善が行われました。

    プレミアムな座り心地を提供する先進シート

    フロントシートには、まるで雲の上にいるかのような無重力感覚のサポートを提供する「雲感ゼロ圧サポート」とレッグサポート強化機能を搭載。助手席には「ゼログラビティシート」が追加され、長距離ドライブ時の疲労を劇的に軽減する設計となっています。

    車内をコンサートホール化する「AI全景サウンド」

    車内には独自の「AI全景サウンド」アルゴリズムを採用し、合計20個の高品質スピーカーを配置。正確な音の定位によって臨場感あふれる車内音響空間を実現しています。

    徹底された静粛性とプライバシー

    RNC(アクティブロードノイズキャンセリング)とフロントの二重合わせ遮音ガラス、前後ドアのソフトクローズ機能(電吸ドア)を組み合わせることで、ロードノイズや外音を徹底的に遮断。高級ラウンジのような静粛性を担保しています。

    全シートに32点マッサージシステムを搭載

    前後席を合わせて合計32箇所のマッサージポイントを配置した「指圧マッサージ2.0」を実装。加圧強度が従来比で46%向上し、6つの異なるスマートプログラムを選択可能です。さらにシートベンチレーションのファンサイズも拡大され、通気効率が80%向上しました。

    新型SUV「G7」:航続距離1,704kmに達するレンジエクステンダーの衝撃

    今回、特に注目を集めているのが、小鵬汽車初のレンジエクステンダー(EREV)モデルとなるSUV「G7」です。

    小鵬が新たに立ち上げた「鯤鵬(Kunpeng)スーパーレンジエクステンダー」シリーズの第1弾として、EV特有の電欠リスクを排除した圧倒的な航続スペックを誇ります。

    バッテリーとエンジンの最適構成

    55.8kWhの大容量リチウムイオンバッテリーに、60Lの燃料タンクを組み合わせたシステムを採用。EVモード(バッテリーのみ)での走行可能距離は430kmに達し、レンジエクステンダー使用時の最大航続距離は1,704km(CLTC基準)という驚異的な数値を叩き出しています。

    800V高電圧システムと「5C超急速充電」に対応

    同クラスで唯一となる、800V高電圧アーキテクチャおよび「5C超急速充電AIバッテリー」を搭載。わずか30分でバッテリーの約80%まで充電可能で、インフラの少ない環境でもストレスフリーな長距離移動を可能にします。

    業界最高峰の計算力:第2世代VLAと「Turing」AIチップ

    「P7+」と「G7」の頭脳を支えるのが、小鵬の次世代コアアーキテクチャ「第2世代VLA(Vehicle Large Architecture)」です。

    車載AIチップには、小鵬が自社開発した「Turing(図霊)」を1車両あたり3基搭載。これにより、合計で「2,250 TOPS」という業界トップクラスの圧倒的な有効算力を実現しています。

    この高い計算力は、一般的なGPUとは異なり、ニューラルネットワーク計算に最適化されたDSA(ドメイン専用アーキテクチャ)によって実現されており、ローカル環境での高度な自動運転支援システムや車内でのマルチモーダルAIエージェントのリアルタイム実行を可能にしています。

    電動化とインフラ課題に対する新たなアプローチ

    日本国内においても電気自動車の普及が進みつつありますが、充電インフラの整備ペースや、地方部・寒冷地での走行可能距離に対するユーザーの不安は依然として残されています。

    小鵬のG7が示す「超長距離レンジエクステンダー」のアプローチは、大容量バッテリーと燃料を組み合わせることで日常使用はほぼ電気のみで賄い、遠出の際には既存の給油インフラを活用できるという、インフラ過渡期において極めて合理的な選択肢を提示しています。

    さらに、自社開発の「Turing」AIチップを核としたSDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)開発は、納車後もソフトウェア更新によって自動運転精度やスマートコックピット体験が急速に進化し続けるという体験を提供します。これは、ハードウェア製造を中心としてきた伝統的な自動車産業に対する大きなパラダイムシフトとなるでしょう。

    まとめ:AI時代にふさわしいモビリティの誕生

    小鵬汽車が2026年の年頭に送り出した「P7+」と「G7」は、最先端のAIチップによる圧倒的な知能化、レンジエクステンダー技術による航続距離のブレイクスルー、そして最高峰の快適性を両立させています。ソフトウェアとハードウェアが真に融合したこの次世代モビリティが、今後世界のEV市場にどのような影響を与えていくのか注目されます。

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