
中国の国有自動車大手である東風汽車グループ傘下のプレミアム新エネルギー車(NEV)ブランド「嵐図汽車(Voyah / ランツー)」から、新たなフラグシップセダン「追光L(Zhuiguang L)」が正式発表されました。
全グレードにおいて、華為(Huawei / ファーウェイ)が誇る最新世代の自動運転(スマートドライビング)プラットフォーム「乾崑(Qiankun)ADS 4」と、同社のインテリジェント車載OS「鴻蒙(HarmonyOS)スマートコックピット 5.1」を標準搭載。ソフトウェア定義車(SDV)としての比類なき完成度を誇る「追光L」のスペックと戦略を解説します。
圧倒的なスペック:CLTC航続410kmのPHEVシステム
動力システムには、1.5L直列4気筒ターボエンジンと前後に配置されたデュアルモーターから構成される、最新世代のプラグインハイブリッド(PHEV)システムを採用しています。
- パワフルな出力:エンジンの最大出力は110kW。前後モーターはそれぞれ150kWと230kWを発揮し、システム総合出力は約380kW(約517馬力)に達します。これにより、全長5mを超える巨躯ながら0→100km/h加速わずか4.8秒というスポーツカー並みの俊敏性を発揮します。
- 大容量バッテリーと長距離航続:バッテリー容量は63kWhの高性能三元(NMC)リチウムイオン電池を採用。CLTC(中国基準)サイクルに基づくEVのみでの航続距離(純電航続距離)は410kmに達し、多くの競合EVをも凌駕する実用性を誇ります。ハイブリッド稼働時のWLTC燃費も100km走行あたり5.67L(約17.6km/L)と低燃費です。
- 800V・5Cの超高速充電:車体プラットフォームは800V高電圧システムに対応しており、5C超高速充電規格に対応。バッテリー残量20%から80%までの充電をわずか12分で完了できます。
車体寸法は、全長5,125mm、全幅1,985mm、全高1,522mm、ホイールベースは3,010mmとなっており、後部座席にもビジネスクラス並みの広大な空間が広がっています。
ファーウェイの「乾崑ADS 4」による自律スマート体験
「追光L」の最大のハイライトは、ファーウェイとの全面提携による先進機能の搭載です。
「乾崑ADS 4」は、レーザーレーダー(LiDAR)やカメラ情報を統合し、AIによるエンドツーエンドの自律運転ロードネットワークを構築。駐車場から一般道、高速道路、そして目的地(車載駐車スペース)までシームレスにつなぐレベル3相当の高精度自律運転アシストを提供します。
さらに、「鴻蒙スマートコックピット 5.1」により、ドライバーや乗客のスマートフォン、スマートウォッチなどのデバイスが車内のインフォテインメントシステムとワンタッチでシームレスに同期。車内音声アシスタントによる自律制御やマルチデバイス間のシームレスな体験を実現しています。
販売スケジュールと手厚い予約特典
嵐図汽車は「追光L」の試乗車および展示車を全国の販売店へ順次配備しており、2025年12月10日より正式にデリバリーおよび販売を開始します。
早期予約ユーザーに対しては、「バッテリー・モーター・電気制御システム(三電)の終身保証」や「終身無料の基本メンテナンス」などのプレミアム特典が付与され、ユーザー獲得に注力しています。外装色には「金鑾紅(ジンルアンホン)」「金耀黒(ジンヤオヘイ)」の2トーンを含む計6色、内装色には「丹霞紅(タンシャホン)」などプレミアムな素材を用いた3バリエーションを展開します。
ファーウェイの最高峰スマート機能と、東風グループが誇る高度なシャシーチューニング技術「スマート魔毯底盤(マジックカーペットサスペンション)」が融合した「追光L」は、中大型ハイエンドセダン市場における新たなゲームチェンジャーとして、強い存在感を放ちそうです。
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