モバイル決済がもたらす変革の驚きも冷めやらぬうちに、ウィーチャットペイ(WeChat Pay)とアリペイ(Alipay)はスマートフォンそのものさえも不要にしようとしています。両サービスは同時に、高速道路料金の自動決済サービスの開始を発表しました。
アリペイ:ナンバープレートが決済コードになる
アリペイでは、芝麻信用(セサミクレジット)スコアが550点以上のユーザーであれば、自分の車とアリペイ口座を紐付けることができます。登録が完了すれば、車自体がアリペイの決済端末となり、ナンバープレートが決済コードの役割を果たします。高速道路の出口でナンバープレートが自動認証され、アリペイ口座から料金が即時引き落とされます。現金もお釣りも不要で、スマートフォンを取り出す手間すら省けます。
日本のETCシステムはカードの事前登録や専用車載器の搭載が必要ですが、アリペイ方式はスマートフォンアプリの口座登録だけで利用開始できる点が大きく異なります。
WeChat Pay:事前チャージにも対応した柔軟な仕組み
WeChat Payも同様に、車とWeChat口座を紐付け、パスワード入力なしの自動決済設定を行うだけで利用可能になります。自動引き落としに不安を感じるユーザー向けには、高速料金を事前にチャージしておくプリペイド方式も選択できます。高速道路出口でナンバープレートが自動認証されると、WeChat口座から料金が引き落とされ、ショートメッセージで通知が届く仕組みです。
スマートシティへの展開:駐車場・顔認証決済も進化
これらの取り組みはまだ始まりに過ぎません。将来的に全国統一システムとして完全整備されれば、カードなし・停車なし・全自動の決済が中国全土で実現する見込みです。
すでに上海の多くの屋内駐車場では有人精算が廃止され、ナンバープレートの自動認証により料金が自動引き落とされる仕組みが導入されています。杭州では路上駐車の自動決済も実現済みです。さらにアリペイは多くの実店舗で顔認証決済の提供を開始しており、スマートフォンもパスワードも不要で、顔が次世代の決済コードとなる時代が到来しつつあります。
情報源:CCTV
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