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    AlipayがPoyntと提携、北米でのモバイル決済を拡大

    AlipayがスマートPOS端末のパイオニアである米Poyntと提携。北米全域のPoynt端末でQRコード決済が可能となり、中国人旅行者向けのアクワイアリング網を大幅に拡大。Googleウォレット創設者が率いるPoyntの強みや、既存端末を活用した追加設備不要の決済導入モデルを解説します。

    AlipayとPoyntスマート端末の決済体験
    AlipayとPoyntスマート端末の決済体験
    北米全域のPoyntスマート端末で利用可能になったAlipayのQR決済機能(イメージ画像)

    世界規模で普及するモバイル決済プラットフォーム「Alipay(アリペイ)」は、スマートPOS決済端末のリーディングメーカーである米Poynt(ポイント)と提携し、北米で稼働するすべてのPoyntスマート端末においてAlipayによるQRコード決済への対応を開始しました。この提携により、北米を訪れる5億2000万人以上の中国人Alipayユーザーは、自国と同様にスマートフォン一つでスムーズな決済を行えるようになります。

    アクワイアラに依存しないPoyntの統合ソリューション

    Alipayの北米地域責任者であるスヘイル・バドラン氏は、「Poyntの先進的なハードウェアとソフトウェア、そしてアクワイアラ(加盟店契約会社)に依存しない(アグノスティックな)システム設計により、小売店側は既存の金融機関との契約を維持したまま、統合的な決済ソリューションを導入できます。これにより、旅行者にとって使い慣れたシンプルな決済体験をスムーズに構築することが可能になりました。私たちは店舗と消費者の双方に現代的な商取引体験を提供するというミッションを共有しており、Poyntとのアライアンスは自然な決断でした」と述べました。

    Poyntは、Googleウォレットの創設者であり元PayPal幹部でもあるオサマ・ベディエ氏が2013年に創業し、店舗のレジ周辺における決済体験の革新を主導してきました。同社のスマートPOS端末は、デュアルタッチスクリーン、3G/Wi-Fi/有線LAN接続、既存のペイメントプロセッサーへのシームレスな統合機能を備え、磁気ストライプ、EMV(ICチップ)、NFC(非接触型決済)、電子ギフトカードなど、顧客が希望する多様な支払い方法を一元的に処理できるのが特徴です。最新のモバイル型端末「Poynt 5」は、ハンドヘルドサイズながら既存端末の全機能を搭載し、モバイル決済のフットワークを劇的に向上させました。

    ハードウェアの追加投資なしでAlipayを即時導入

    PoyntのCEOを務めるオサマ・ベディエ氏は、「Alipayとの提携は非常にエキサイティングです。最先端のショッピング体験と加盟店へのビジネス支援を目指す私たちのミッションにおいて、Alipayの決済ソリューションを標準搭載することは非常に大きな意義があります」と語りました。

    今回の提携により、北米でPoynt端末を導入している小売店は、新たな決済用ハードウェアの買い足しや、複雑なソフトウェア開発を行う必要がなく、ソフトウェアアップデートのみで即座にAlipayのQRコード決済の受付を開始できるようになりました。

    当時、北米市場はEMV(ICチップ付きカード)への移行期の最中であり、決済端末の入れ替えが大きな課題となっていました。Poyntのような多機能スマートPOS端末がAlipayと直接提携したことは、伝統的なクレジットカード主体の米国決済市場に対して、中国発のQRコードモバイル決済が「端末レベルでの標準機能」として浸透していくための強力なバイパス路を築くこととなりました。

    情報源:BusinessWire

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