
銀聯国際(China UnionPay International)が発表したところによると、同社はロシア第2位の銀行であるVTB24銀行との業務提携を深め、同行が展開するすべてのATMで銀聯カードを使用できるようにする。これにより年内に12万台のPOS端末で銀聯カードが対応し、ロシア国内のほとんどの小売店舗で銀聯の非接触決済サービス「雲閃付(QuickPass)」が導入される見込みだ。ロシアの大手4大銀行による銀聯カードの受け入れが全面的に完了し、2017年末には現地における銀聯カードのカバー率は8割以上に引き上がる。
VTB24銀行のネットワークは主にモスクワ、サンクトペテルブルク、シベリアなどの主要都市を結ぶ旅客鉄道をはじめ、航空会社、スーパーマーケット、レストラン、観光スポットなど多岐にわたる。今回の提携深化により、中国人観光客の決済の利便性が向上するだけでなく、ロシア現地住民による銀聯カードの利用促進にもつながる。
ロシアは中国が進める「一帯一路」の沿線国の中でも極めて重要な市場であり、銀聯カードの決済インフラはネット決済を含め広く普及している。現地ではすでに50万台を超えるPOS端末と9万台のATMで銀聯カードが利用可能となっている。さらに、スマートフォンをかざすだけで支払いが完了する「雲閃付」サービスも一部店舗で展開され、簡単なタッチ決済が可能だ。アエロフロート・ロシア航空などの公式サイトでも銀聯カードによるオンライン予約に対応している。
ロシア国内でも、銀聯カードを発行して日常的に利用する消費者が増えている。現地の提携銀行9行を通じて、累計90万枚の銀聯カードが発行されており、ロシア国内のみならず世界60カ国・地域で日常的に決済に用いられている。また、銀聯国際とロシア国家決済システム(NSPK)との協力も進んでおり、ロシア農業銀行(Russian Agricultural Bank)が共同ブランドのデビットカードを発売した。これにより、利用可能範囲がロシア国内から世界160以上の国と地域へ拡大し、ロシア住民のクロスボーダー決済の利便性は飛躍的に向上した。
情報源:AFPBB News
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