
中国の決済ネットワーク大手である中国銀聯(UnionPay)は商業銀行40行と共同で、モバイル決済サービス「雲閃付(QuickPass、クイックパス)」のQRコード決済を発表した。銀聯カードの保有者は、各銀行のモバイルアプリを通じて「雲閃付」のQRコードを読み取ることで、店頭決済ができるようになる。
対応する第1弾の銀行には、中国工商銀行、中国農業銀行、中国銀行、中国建設銀行などの主要な国有・商業銀行を含む40行以上が名を連ねている。さらに約60行の商業銀行が対応に向けた技術テストを進めており、年内には国内のほぼすべての主要銀行で利用可能になる見通しだ。
中国銀聯の関係者によると、先行する他のQRコード決済サービス(AlipayやWeChat Payなど)と比較した「雲閃付」の強みとして、以下の3点が挙げられている。
- セキュリティの向上:ワンタイムパスワードを生成する「トークン(Tokenization)」技術を採用し、ユーザーのカード情報を隠蔽することで、より安全性の高い資金保護環境を提供する。
- 包括的なリスク補償:万が一の不正利用に対する充実したリスク補償メカニズムを備えている。
- グローバル展開:銀聯インターナショナル(銀聯国際)を通じて、香港、シンガポール、タイ、インドネシア、韓国、オーストラリアなどの主要な渡航先でQRコード決済の導入を推進。まずは香港とシンガポールからサービスを開始する予定である。
現在、中国国内で約60万店舗が雲閃付QRコード決済の導入を完了しており、技術的な対応を済ませた店舗を含めると約266万店舗に達している。全国36の省・直轄市・自治区において、40カ所の商業エリアが対応エリアとして整備された。
ユーザーは、Watsons(屈臣氏)やLotus(卜蜂蓮花)、Century Mart(世紀聯華)、菓子チェーンのHoliland(好利来)、煌上煌(Huangshanghuang)などの大手チェーン約1万店の実店舗で本サービスを利用できる。すでに約60の決済機関で処理端末の改修が完了しており、今後も対応店舗はさらに拡大する見込みだ。
情報源:北京青年報
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