
競合であるAlipay(アリペイ)の海外拡大戦略に対抗するため、テンセントのモバイル決済サービス「WeChat Pay(ウィーチャットペイ)」は、アジアやASEAN諸国をはじめとするグローバル市場への展開を本格化させています。WeChatアプリそのものがまだ普及していない国や地域であっても、中国人観光客のインバウンド消費が旺盛な観光エリアや主要店舗を中心に、精力的な加盟店獲得が進められています。
中国国内ですでに50万店以上の対応店舗を確保しているWeChat Payは、日本市場において2016年内に5万店の加盟店獲得を目標に設定し、先行する銀聯(UnionPay)のインフラ網を猛追しています。各ターゲット地域において選定された現地の決済代行事業者(ローカルパートナー)と連携し、スピーディーに加盟店網を開拓する手法を採用しており、同様の戦略は東南アジア、ニュージーランド、カナダなどでも一斉に展開されています。さらに翌年にかけては、大手チェーンや大型商業施設への導入サポートを強化するとともに、現地でのマーケティング費用支援や、アプリを通じたエンドユーザー向けのインバウンド告知プロモーションを活発化させる計画です。
既存のローカル決済パートナー網を倍増させることで、近い将来に世界全体で300社の信頼できるパートナー体制を確立し、強固なクロスボーダー決済エコシステムを構築する見通しです。

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