全般検索

    WEEKLY DEEP TECH BRIEFING

    週刊ディープテック・ダイジェスト

    📖 最新号サンプル・過去号一覧を見る →
    ホーム 最新記事 注目企業
    企業: テンセント Platforms Fintech

    WeChatが対面決済市場へ進出、加盟店開拓でアリペイを追撃

    テンセントのWeChatが実店舗向けの決済サービスを本格化させ、Alipayの牙城に挑みます。ユーザーがQRコードやバーコードを提示して支払う「対面支払い」機能の仕組みと、Dairy QueenやSinopec(中国石化)など大手チェーンを巻き込んだ加盟店拡大の動きを解説します。

    🇯🇵 日本産業対照:
    WeChatのモバイル決済機能

    WeChat(微信)に搭載された新しいバーコード・QRコード決済機能

    テンセント(Tencent)のメッセンジャーアプリ「WeChat(微信)」が、アリババグループの「Alipay Wallet(支付宝銭包)」に対抗する形で、実店舗で利用できる決済機能(いわゆる対面決済機能)を強化し、加盟店網を急速に拡大しています。

    対面スキャン決済の仕組み

    WeChatアプリ内の決済メニューから「カードスワイプ(刷卡)」アイコンを選択し、暗証番号を入力することで、画面上に支払い用のQRコードやバーコードが生成されます。店舗側がこのコードをスキャナーで読み取るだけで決済が瞬時に完了する仕組みです。

    これまで中国のモバイル決済市場を独占してきたAlipayに対抗するため、WeChatは以下のような多様な業態の大手チェーン店を加盟店として追加しました。

    業態カテゴリ導入加盟店・チェーン
    飲食アイスクリームチェーン「Dairy Queen(デイリークイーン)」
    百貨店・スーパー天虹百貨(Rainbow)、ロータスマーケット(卜蜂蓮花)、壹加壹(Yi Jia Yi)スーパー
    ドラッグストア・ベビー用品国大薬房、愛嬰室(Baby Room)
    コンビニエンスストア好鄰居(Fubaba)、国大365

    中国石化(Sinopec)との提携:ガソリンスタンドへも拡大へ

    さらにWeChatは、中国最大級の石油精製・化学・販売会社であるSinopec(中国石化)のマーケティング部門との提携を発表しました。これにより、中国全土に展開するSinopecのガソリンスタンドや併設のコンビニエンスストアにおいて、WeChat決済が段階的に導入される見込みです。

    インフラやセキュリティの課題を解消しながら実店舗での利用シーンを増やすこの動きは、中国における現金不要の「スマートライフ」をさらに後押ししています。

    +1
    リンクをコピーしました
    ✓

    執筆・編集:中国テック番犬 編集部

    孔明合同会社(KongMing LLC)/ 先端技術リサーチチーム
    10年の取材実績

    中国決済黎明期から10年以上の取材実績を持つ金融DX実務家、元IBMのエンタープライズITアーキテクト、外資系戦略コンサルティングファーム出身のビジネスアナリスト、およびAI・先端テックスタートアップ陣によって構成される専門リサーチ集団。現地の公式発表・法定開示・登記・特許・学術論文を直接精査し、日本の産業界へ向けて構造的で偏りのない客観インサイトを発信しています。

    コメント

    ...
    コメントを読み込んでいます...

    コメントを投稿する

    ※ メールアドレスは公開されません。

    💡 Googleでログインすると、お名前・メールの入力と認証コードが不要になります。