テンセント(騰訊)傘下のメッセージングアプリ「WeChat(微信)」は、モバイル決済サービス「WeChat Pay(微信支付)」の決済APIを全面的に一般公開することを明らかにした。WeChatはこれまで音声認識や位置情報サービス(LBS)など9種類の外部向け開発者インターフェースを開放してきたが、決済機能はWeChatが推進するO2O(Online to Offline)戦略において最も重要なピースとなる。
厳しい審査基準をクリアした「サービスアカウント」に限定
ただし、決済APIは無条件にすべての企業に開放されるわけではない。法人が自社アプリやサービスをWeChat Payの決済画面に接続するためには、複数の段階を踏む必要がある。
まず前提として、WeChatの企業向けアカウントである「サービスアカウント(服務号)」を保有しており、かつ「WeChat公式認証」を通過していなければならない。このセキュリティ基準をクリアした上で、さらに別途WeChat Payの利用申請手続きを行い、審査を受ける必要がある。
リアルな日常に食い込むWeChat Pay
ユーザーの視点に立てば、決済APIの一般公開は日常のあらゆる場面(ECサイトや飲食店、レジャー施設など)でWeChat決済が使えるようになることを意味する。
WeChatは通信大手であるチャイナ・ユニコム(中国聯通)と連携し、WeChat Payで支払うと1分(約16円相当)で写真を3枚プリントできるオフラインの体験キャンペーンを実施。全国のチャイナ・ユニコムの営業店舗約200か所がキャンペーン会場となり、リアル店舗でのモバイル決済体験の普及を図っている。
情報源: 新京報、人民網
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