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    2013年中国のモバイル決済は200%増、キャッシュレス化加速

    中国人民銀行の2013年決済報告書に基づき、件数で212%増、金額で317%増を記録したモバイル決済の爆発的成長を分析。銀行カードの発行枚数が42億枚を突破し、北京・上海を中心にクレジットカード普及が進むキャッシュレス黎明期のデータを概説します。

    2013年中国のモバイル決済は200%増、キャッシュレス化加速

    中国の中央銀行である中国人民銀行が発表した「2013年決済システム運営状況報告書」によると、2013年の中国における電子決済業務は急成長を遂げ、特にモバイル決済分野において極めて高い成長率を維持したことが明らかになった。

    モバイル決済件数は前年比212%増の爆発的成長

    2013年、中国国内で処理された電子決済業務は総数257億8,300万件(前年比27.4%増)、取引総額は1,075兆1,600億元(約182兆円、前年比29.46%増)に達した。

    その内訳は以下の通りである。

    • インターネットバンキング:決済件数236億7,400万件(前年比23.06%増)、取引額1,060兆7,800億元(前年比28.89%増)
    • テレフォンバンキング:決済件数4億3,500万件(前年比6.59%減)、取引額4兆7,400億元(前年比8.92%減)
    • モバイル決済(モバイルバンキング等含む):決済件数16億7,400万件(前年比212.86%増)、取引額9兆6,400億元(約163兆円、前年比317.56%増)

    電話を利用した音声決済が減少に転じる一方で、スマートフォンの普及を背景にしたモバイル決済は、件数で3倍、金額で4倍以上という驚異的な成長を記録した。

    銀行カードの発行枚数は42億枚を突破

    2013年末時点で、中国国内の銀行カード(デビットカードおよびクレジットカード)の累計発行枚数は42億1,400万枚に達し、前年末比19.23%の増加となった。

    • デビットカード:38億2,300万枚
    • クレジットカード:3億9,100万枚

    国民1人あたりの平均保有枚数は3.11枚(前年比17.8%増)で、そのうちクレジットカードの1人あたり平均保有枚数は0.29枚(前年比16%増)であった。

    特に経済発展が進む大都市圏でのクレジットカード所有率が突出しており、北京では1人あたり1.63枚、上海では1.30枚と、全国平均を大きく上回った。

    消費支出におけるキャッシュレス決済の浸透

    銀行カードによる消費金額も拡大を続けている。2013年におけるカード1枚あたりの年間平均消費額は**7,554元(約12.8万円)**で前年比28.16%増、1回あたりの平均決済額は2,454元(約4.1万円、前年比6.14%増)であった。

    銀行カード決済全体の浸透率(不動産や大口卸売などの取引を除外し、決済額が社会消費財小売総額に占める割合)は**47.45%**に達し、前年から3.95ポイント上昇した。

    この2013年のデータは、中国の一般ユーザーの間でデビットカードが日常の決済手段として完全に定着したことを示すと同時に、AlipayやWeChat Payといったモバイル決済サービスが、その後数年で中国社会の隅々まで行き渡る「キャッシュレス大国化」の前兆となった。

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