アリババグループ傘下でモバイル決済サービスを手掛けるAlipay(アリペイ)が、香港市場での事業展開を本格的に拡大する。香港の代表的な交通系スマートカード「八達通(オクトパス)」を運営するオクトパス・カード社(八達通卡有限公司)は14日、Alipayおよびアリババ傘下のECサイト「淘宝網(タオバオ)」と提携し、スマートフォンを活用した新たな決済サービスを展開することを発表した。
香港初のNFC連携によるオンライン決済
今回の3社提携により、香港初となるスマートフォンの近距離無線通信(NFC)機能を活用したEC決済「オクトパス・オンライン決済サービス」が誕生する。
ユーザーがスマートフォンでタオバオの商品を購入する際、決済画面でAlipayアプリを選択。その後、NFC機能を有効にしたスマートフォンに物理的なオクトパスカードをかざすだけで、支払いが瞬時に完了する仕組みだ。これにより、クレジットカードを持たない若年層やライトユーザーでも手軽にタオバオで買い物ができるようになる。
オンラインとオフライン(O2O)の両輪で攻めるAlipay
Alipayは先月末に香港内のコンビニエンスストアやアパレル店、化粧品店などの実店舗(オフライン)において、スマートフォンを使用したモバイル決済の展開を開始したばかりだ。今回のオクトパスとの提携は、オフラインでの決済インフラ拡大に加え、オンライン(EC)におけるシェア獲得をも狙った一手と言える。
また、NFC機能を搭載したスマートフォンやタブレット端末の専用アプリを通じて、チャージ残高や利用履歴の照会も可能になる見込みだ。
情報源: 経済通信社
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