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    薄型ゲーミングスマホ「Red Magic 11 Air」徹底検証

    ZTE傘下のRed Magicから登場した薄型軽量ゲーミングスマホ「Red Magic 11 Air」。BOE製Under Display Camera「Wukongディスプレイ」や、Snapdragon 8 Supremeと内蔵冷却ファンの組み合わせによる圧倒的なゲームパフォーマンスをレビュー。

    薄型ゲーミングスマホ「Red Magic 11 Air」徹底検証
    Red Magic 11 Airの背面透明デザインとRGBライティングの様子
    背面に近未来的なスケルトンデザインとRGBライトを採用した「Red Magic 11 Air」のキービジュアル
    • 極上のデザイン刷新:背面に透明なクリスタルガラスを採用し、内部のサイバー感ある回路パターンとRGBライトを露出。
    • ノッチもパンチホールも無い真の全画面:BOE(京東方)の最新発光素材を使用した、画面下インカメラ(UDC)搭載の6.85インチ「Wukong(悟空)ディスプレイ」を搭載。
    • 物理ファン搭載の薄型ボディ:厚みを抑えながらも独自のアクティブファン「Yufeng(驭风)4.0」と巨大ベイパーチャンバー(VC)を内蔵し、ゲーム中の排熱を最大化。

    中国のZTE傘下でプレミアムゲーミングデバイスを展開する「Red Magic(レッドマジック)」から、薄型軽量化とモンスター級のパフォーマンスを両立させた新モデル「Red Magic 11 Air」が発表されました。

    これまでのゴツゴツとした厚みのあるゲーミングスマートフォンのイメージを覆し、日常使いできるスタイリッシュな薄さを維持しながら、いかにして高度な冷却ファンや冷却システムを詰め込んだのか。その驚異のスペックと日本市場での可能性をレビューします。

    1. デザイン:メカニカルな美しさを放つスケルトン背面

    Red Magic 11 Airの外観で最も目を引くのは、前世代のマットなすりガラス加工から一変し、滑らかな曲線を持つ透明なクリスタルガラスへと回帰した背面パネルです。

    光の角度によって内部の繊細な回路パターンやヒートシンクの形状が美しく浮かび上がり、まるでレーシングカーのシースルーエンジンフードを覗き込んでいるかのような高揚感を与えてくれます。また、背面左上にあるRed Magicのブランドロゴは、レコード盤を模した円形のディテールとなっており、ゲーム内のサウンドやリズムとシンクロして光る仕様となっています。

    RGBライトとゲームパフォーマンスの連動

    背面ガラスの下部には高輝度なRGB LEDが埋め込まれており、ゲームの起動、通知の受信、急速充電時などに合わせて多彩にグラデーション発光します。例えば、中国の人気MOBAゲーム『王者栄耀(Honor of Kings)』で連続キル(マルチキル)を達成した瞬間にロゴが赤く明滅するなど、ソフトウェアとハードウェアが密接に連動し、プレイヤーの没入感を高めます。

    2. ディスプレイ:画面下カメラによる「真のフルスクリーン」

    正面ディスプレイには、BOE(京東方科技集団)製の最新Q10発光素材を採用した、6.85インチの1.5K 144Hz「Wukong(悟空)ディスプレイ」を搭載。

    これは、インカメラを完全に画面の下に隠す「アンダー・ディスプレイ・カメラ(UDC)」技術により、パンチホールやノッチが一切存在しない「100%全画面」を実現したものです。ゲームや映画を鑑賞する際、画面の隅のカメラ穴に視界を遮られるストレスは完全にゼロになります。最大輝度は1,800nitsを誇り、2592Hzの高周波PWM調光とDC調光の組み合わせにより、暗い部屋で長時間プレイしても目の疲労を最小限に抑えます。

    超高速タッチサンプリングレート

    タッチ認識速度は画面全体で960Hz、瞬間最大で2,000Hzに達し、格闘ゲームやミリ秒単位のエイムが求められるFPSゲームにおいて、指の動きと画面の描画が完全にシンクロします。『原神』などの高グラフィックゲームでも、ネイティブの144Hzリフレッシュレートにより極めて滑らかな動きを体験できます。

    3. パフォーマンス:Snapdragon 8 Supremeと独自R4チップの協調

    心臓部にはクアルコムの最新SoC「Snapdragon 8 Supreme(Snapdragon 8 Gen 4に相当するフラッグシップチップ)」を搭載。これに加え、ゲームの描画やリフレッシュレートの最適化を専門に担うRed Magic自社開発の「R4エスポーツグラフィックチップ」と「CUBEゲームエンジン」を搭載しています。

    メモリにはLPDDR5X、ストレージには超高速なUFS 4.1を採用し、AnTuTuベンチマークテストではAndroid最高峰のハイスコアを叩き出しています。

    アクティブファン「Yufeng 4.0」とVC冷却の融合

    薄型の「Air」シリーズでありながら、筐体内部に毎分2万回転を超える小型物理ファン「Yufeng(驭风)4.0」を内蔵。これに、熱伝導効率を高めた大型のVC(ベイパーチャンバー)プレートを密着させることで、高負荷なゲーム環境下でも熱ダレ(サーマルスロットリング)を完全に防止します。PCエミュレーター上で高グラフィックなアクションゲーム『アサシン クリード(刺客信条)』を数時間連続でプレイしても、フレームレートは安定して60fpsをキープしました。

    4. バッテリーと充電システム:7,000mAhと120W急速充電

    この薄型ボディでありながら、搭載されているバッテリーは超高密度な「7,000mAh」という大容量です。

    さらに、独自の120W「Magic Flash(魔閃)」急速充電テクノロジーに対応しており、わずか約59分で0%から100%まで充電が完了します。また、一般的な急速充電規格であるAI小電ULTRA(76Wプロトコル)を使用した際も、約63分でフル充電が可能です。

    特筆すべきは、充電器からマザーボードへ直接給電し、バッテリーを経由させない「バイパス充電(全場面横断給電)」に対応している点です。充電しながらゲームをプレイしても、バッテリー自体の発熱を避けることができるため、端末の過熱を防ぎ寿命を延ばすことができます。

    5. スペック・価格と日本市場への示唆

    カメラシステムには、光学式手ブレ補正(OIS)を備えた5,000万画素のメインセンサーと、800万画素の超広角レンズを搭載しており、日常の撮影ツールとしても高いクオリティを発揮します。

    中国国内での価格は、メモリ12GB+ストレージ256GBモデルが中国政府の家電購入補助金(国家補貼)を適用した実質価格で2,999元(約6万円)、16GB+512GBモデルが**3,699元(約7.4万円)**と、他社のハイエンドスマホの半額近い圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。

    日本国内では、ASUSの「ROG Phone」やソニーの「Xperia 1」シリーズなどがゲーミング・高性能スマホとして君臨していますが、Red Magic 11 Airの「物理ファンを搭載しながら薄型・スケルトンで高コスパ」というアプローチは、実用性とゲーム体験の両立を求める日本のモバイルゲーマー層にとって極めて強い選択肢となるでしょう。

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