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    Robotics Mobility

    XPengのL4ロボタクシー発表とiOSストア日本解禁の行方

    小鵬汽車(XPeng)が公開したL4自動運転ロボタクシーや人型ロボット「IRON」、AppleのiOS 18.2ベータ版での日本向け代替アプリストアの解禁、PerplexityとAmazonの対立、ソニーXperiaの中国市場撤退など、国内外の最新テック・モビリティ動向をまとめました。

    XPengのL4ロボタクシー発表とiOSストア日本解禁の行方

    小鵬汽車(XPeng)、自動運転L4ロボタクシーと次世代ロボットを一挙公開

    中国のスマートEVメーカーである小鵬汽車(XPeng)は、広州市の自社キャンパスで開催されたテクノロジーイベント「涌現 Emergence」において、新たなモビリティ戦略と技術ロードマップを発表しました。同社は自らを単なる自動車メーカーではなく「物理世界におけるAIモビリティと具現化AI(エンバディドAI)の探求企業」と再定義し、2026年に向けた具体的なプロダクトを公開しました。

    3機種のL4ロボタクシーと「Turing AIチップ」

    同社は2026年に正式投入予定のロボタクシー(Robotaxi)を3車種公開しました。各車両には自社設計の「Turing(チューリング)AIプロセッサ」が4基搭載され、車載の合計計算能力は3,000 TOPSに達します。レーザーレーダー(LiDAR)や高精度マップに依存せず、カメラ画像のみで世界のあらゆる道路環境を認識・走行可能な「純粋視覚(ビジョンオンリー)」方式を採用。第2世代のVLA(Vision-Language-Action:視覚・言語・行動)モデルによって、自律的な汎化学習を行います。

    安全対策として、センサーや計算ユニット、ステアリング、ブレーキ等の主要系統に二重のハードウェア冗長化構造をあらかじめ組み込んでおり、完全無人での運行が可能なレベルに達しています。さらに、一般ユーザーが所有して自身でL4体験を楽しめる「プライベート所有(私享)モード」を搭載したコンセプトモデル「Robo」も公開されました。

    エンドツーエンドの「第2世代VLA」モデル

    小鵬が量産車へ適用を開始した「第2世代VLA」は、カメラから取り込んだ視覚情報を、システム内部で自然言語を媒介することなく、直接タイヤの操舵角やアクセル・ブレーキ開度といった「行動指令」へマッピングするエンドツーエンドの自律運転モデルです。

    約1億クリップ(人間のベテランドライバーの約6万5,000年分に相当する実走データ)を用いて事前学習を行っており、データに対する手動のラベル付け作業を不要にしています。これにより、工事用コーンの回避や対向車の意図予測など、発生頻度の低い複雑な状況(ロングテール事象)に対しても高い安全性を発揮します。

    新世代ヒューマノイドロボット「IRON」

    自動車と並んで注目を集めたのが、新型ヒューマノイドロボット「IRON」です。全身に82自由度、手部に22自由度を持ち、独自の薄型高精度関節(ハーモニック減速機)を採用することで、人間の手と同等のサイズ感と繊細な可動範囲を実現。Turing AIプロセッサを3基搭載して2,250 TOPSの推論パワーを確保し、自動運転と共通のVLAモデルによって自律歩行や対話、軽作業を行います。

    空飛ぶクルマ「A868」と陸上空母

    小鵬の航空モビリティ部門「小鵬匯天(AEROHT)」が開発するハイブリッド空飛ぶクルマ「A868」も公開されました。最大航続距離は500km、巡航速度は時速360kmに達し、6人乗りのプレミアムキャビンを備えます。また、大型SUVの後部に2人乗り電動ドローンを格納する「陸上空母(Land Aircraft Carrier)」は量産準備が進んでおり、累計受注数が7,000台を突破。同社の専用工場において、30分に1機のペースで組み立てが進められる体制が整っています。


    Apple、iOS 18.2ベータ版で日本向けのサードパーティ製アプリストアを解禁へ

    Appleは「iOS 18.2」のベータ版において、日本国内のiPhoneユーザーに対して、公式App Store以外の代替アプリマーケット(AltStoreやEpic Games Storeなど)の利用およびサードパーティ製決済システムへの移行を許可する設定を追加しました。

    これは、2024年6月に日本国会で可決された「スマートフォンにおいて特定ソフトウェアの競争の促進に関する法律(スマホソフトウェア競争促進法)」に対応した措置です。同法は2025年12月までに施行される予定であり、AppleやGoogleといったプラットフォーム運営者が競合のアプリマーケットや独自決済サービスを排除・制限することを禁止しています。

    Epic Gamesはすでに日本国内のiOSデバイス向けに『フォートナイト』や独自のゲームストアを2025年末までに導入する計画を正式に表明しています。


    AI検索スタートアップPerplexityとAmazonが対立

    新興AI検索エンジンを提供するPerplexityは、同社がテスト展開しているAI支援型ウェブブラウザ「Comet」のユーザーが、Amazonのショッピングサイト上で商品の比較、価格追跡、自動注文を行うことに対し、Amazonの法務部門から「利用規約違反およびスクレイピングの禁止」を求める弁護士書簡を受け取ったと発表しました。

    Perplexity側はこれに対し、「個人の代理として動くAIエージェントの自由なアクセスを阻む、プラットフォーム側の強権的な対応である」と反論。AIブラウザはユーザー個人のプライバシーを守りつつ、最適な情報を自律的に検索・比較する権利があると主張しており、AI時代におけるウェブデータ利用の境界線をめぐって議論を呼んでいます。


    ソニーXperia、中国本土でのサービスサイトを閉鎖し事業規模を縮小

    ソニーは、中国向けのモバイル製品関連ドメインである sony-xperia.com.cn のドメイン運用を停止し、公式のWeChatサービスアカウントなども削除したことを発表しました。

    中国のスマートフォン市場におけるXperiaブランドの展開は近年著しく縮小しており、2023年発売の「Xperia 5 V」を最後に、中国本土での新型スマートフォンの正式発表は途絶えています。今回のウェブサイト整理により、同市場からの事実上の撤退、あるいはオンライン直販チャネルの大幅な縮小が進んでいるとみられます。


    京東(JD.com)、広汽、CATLが協同開発した新型EV「AION UT」がラインオフ

    中国EC大手の京東(JD.com)、広汽集団(GAC Group)、そして車載バッテリー最大手のCATL(寧徳時代)の3社が共同で商品企画から立ち上げた新型コンパクトEV「AION UT」の量産車第1号が、広汽エグゼクティブ工場(湖南省長沙)で組み立てを完了し、ラインオフしました。

    本車両は、CATLが開発した54kWhの「チョコ式交換型バッテリー(Choco-SEB)」を採用。バッテリー交換ステーションにおいてわずか99秒でのバッテリー全交換に対応するほか、バッテリーのリース販売(BaaS)プランも用意されます。車体の安全構造として、1500MPa級の熱成形超高張力鋼板を28%使用し、防錆処理が施された強固なシャーシを備えています。


    出典: ifanr

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