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    中国スマホがインド市場を席巻、シャオミ・OPPOの現地戦略

    2017年末、インドのスマホ出荷上位10機種中9機種を中国勢が占めシェア50%を突破。シャオミによる電圧サージ保護充電器や鉄道運行情報の提供、OPPOによる自撮り機能特化など、現地ニーズを極限まで捉えたローカライズ戦略の勝因を解説します。

    中国スマホがインド市場を席巻、シャオミ・OPPOの現地戦略
    シャオミのインド市場進出と熱烈なファンの様子
    インド市場におけるシャオミ(Xiaomi)のリアル店舗展開とブランド浸透

    最新の市場調査データによると、インドにおける2017年第4四半期のスマートフォン出荷台数ランキングで、上位10機種のうちサムスン電子の1機種を除く9機種を中国メーカー製品が占め、中国勢の合計シェアは50%を突破しました。巨大な未開拓市場であるインドにおいて、中国スマートフォンブランドの覇権が確立されつつあります。

    インド・南デリーの携帯電話量販店の店主であるガンワニ氏は、「取扱中の携帯ブランド22種類のうち、10種類が中国製だ」と明かします。店舗の一等地にあるのはOPPO(オッポ)の専売スペースです。店員のフサイニ氏は、「2014年のオープン当初は月10台ほどしか売れなかったが、現在は月40〜50台まで伸びた。3年間で月間販売数は4倍以上に急増している」と語ります。

    同モールの2階にあるシャオミ(Xiaomi / 小米科技)の直営店「Mi Home」も、OPPOと同様に凄まじい賑わいを見せています。店長によると、同店舗は2017年8月に開設されて以来非常に順調で、シャオミはインド国内で当時約20の直営店を展開しており、年内には100店舗まで拡大する計画だといいます。もともとオンライン専売で成長したシャオミですが、「Miファン」が実機に触れて最新技術を体験できるリアル拠点を急速に整備していました。

    なぜサムスンを圧倒できたのか?徹底した「現地ローカライズ」

    中国メーカーがインドでサムスンや現地ブランドを圧倒できた理由は、単なる低価格・高スペック(コスパ)の強みだけではありません。最大の勝因は、ハードウェアからソフトウェアに至る徹底した「インド市場へのローカライズ」にあります。

    1. OPPO:「自撮り(セルフィー)」機能への執念

    OPPOは当初、中国仕様のスマートフォンをそのままインドに持ち込んだため販売が低迷しました。そこで、調査会社ニールセンらと共同で現地ユーザー調査や若者との座談会を重ねて徹底的な対話を実施。その結果、インドの若者が「自撮り(セルフィー)」を極めて重視していることを突き止めました。

    2016年、OPPOは自撮り機能に特化したモデルをインド市場に投入。インカメラの画素数を大幅に高め、現地のユーザー特有の肌のトーンや好みに最適化された「美顔フィルター」を開発しました(例えば、伝統的な顔の装飾やアクセサリーが綺麗に写るようにアルゴリズムを調整)。これが爆発的なヒットを記録し、インドに一大「セルフィーブーム」を巻き起こしました。

    2. シャオミ:インフラの脆弱性を解決するハードウェア設計

    シャオミも同様に、インド特有の生活習慣とインフラ事情に着目しました。シャオミはインド専用のカスタムOS(MIUIのインド版)を開発。インフラの根幹であるインド国鉄の運行状況をアプリ上で素早く確認できるウィジェット機能を標準搭載しました。

    さらにハードウェア面では、現地の電力インフラが不安定で電圧サージ(急激な過電圧)が頻発することに配慮し、最大380Vの異常電圧から端末を守る「インド専用の特製充電器」を標準同梱しました。また、高温多湿な気候に耐えられるよう、冷却性能を高める内部設計を施しました。こうしたユーザー目線での細やかなカスタマイズが現地での絶大な信頼につながっています。

    現在、インドのモバイル通信市場はフィーチャーフォンから4G対応スマートフォンへの移行期にあり、経済成長と相まってネット利用者が爆発的に増加しています。現地ニーズを的確に捉えた中国勢の攻勢は、既存ブランドに大きな脅威を与え続けています。

    情報源:人民日報

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