
アリババグループの金融会社アント・フィナンシャル(現アント・グループ)のエリック・ジン(井賢棟)CEOは、米CNBCの取材に対し、Alipay(アリペイ)へブロックチェーンやAI(人工知能)技術を本格導入することでグローバル展開を加速させ、今後10年以内に世界全体でアクティブユーザー数20億人を達成する目標を明らかにしました。
中国のオンライン決済市場で50%以上、モバイル決済市場で80%以上のシェアを握るAlipayが、ブロックチェーン技術を武器に世界のフィンテック市場にさらなる旋風を巻き起こしそうです。
コスト削減とセキュリティの鍵を握るブロックチェーンとAI
ジンCEOは、ブロックチェーンやAI技術がもたらす「コスト削減」「安全性および効率性の向上」という利点を強調し、Alipayの決済インフラへの全面的な導入計画を認めました。アント・グループは決済サービス以外にも少額融資(マイクロファイナンス)など多様な金融サービスを展開しており、これらの領域にも新技術を順次適用していく方針です。
慈善寄付プラットフォーム「Ant Love」での先行実験
アリババのブロックチェーン活用プロジェクトの第一段階として、同社はすでに慈善寄付プラットフォーム「Ant Love(蟻聚愛)」にブロックチェーン技術を導入しています。
寄付金の流れを分散型台帳(ブロックチェーン)に記録することで、募金の取引経路や最終的な用途を寄付者とオンラインでリアルタイムに共有。これにより、中国国内のチャリティ事業で長年課題となっていた資金移動の透明性と信頼性を劇的に向上させることに成功しました。
中国国内での成功をベースに、アントがブロックチェーン決済を世界展開させることの影響は極めて大きく、世界の金融インフラのあり方自体をアップデートする可能性を秘めています。
情報源:CNBC、FinTech online
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