中部国際空港(セントレア / 名古屋)は、訪日中国人観光客向けの情報提供サービスおよび利便性向上施策の一環として、2016年12月15日(木)から2017年3月14日(火)までの期間限定で、旅客ターミナルビル内の商業施設と連携したデジタルスタンプラリーおよびクーポン配布の実証実験(トライアル)を実施する。
本実験では、中国最大のSNSアプリ「WeChat(微信)」のユニークな機能である「シェイク周辺(搖一搖・周辺)」機能を活用し、空港に到着した中国人旅客に対して、周辺の推奨メニューや店舗情報、お得な割引クーポンなどをスマートフォン上に直接配信する。
ビーコン電波とアプリ連動によるプッシュ型情報配信
情報が提供されるのは、旅客ターミナルビル2階の国際線到着コンコース乗継カウンター付近や到着ロビー、旅客ターミナルビル3階の国際線出発ロビー、そして4階商業エリア「スカイタウン」にある計12の提携店舗である。
情報配信の仕組みには、Bluetooth Low Energy(BLE)規格の電波を発信する小型ビーコンデバイスが用いられる。
- 各対象エリアの告知ポスター付近や店舗にビーコンを配置。
- 旅行者がWeChatアプリを起動し、Bluetoothおよび位置情報をONにする。
- 「発見」タブ内の「シェイク(搖一搖)」を選択し、スマートフォンを振る(シェイクする)。
- ビーコンの電波圏内にいる場合、画面に「周辺」メニューが追加され、特設サイトへの入り口(アイコン)が表示される。
ユーザーは表示されたアイコンをクリックすることで、空港内の主要商品の紹介や飲食店メニュー、さらに店舗でその場で使えるデジタルクーポンを即座に取得できる。
インバウンドにおける「フリクションレス」な体験の追求
この実証実験は、訪日観光客が空港に到着した瞬間から始まる。特別なアプリのインストールや面倒な会員登録・Wi-Fi接続認証などの「フリクション(手間)」を一切排除し、中国国内で最も使い慣れているWeChat内でシームレスに情報を提供する点が強みだ。
セントレア空港は、このトライアルを通じて空港商業施設における免税売上の向上や顧客動線データを分析し、今後の恒常的なスマート空港化やさらなるインバウンド誘致戦略に活かしていく考えである。
情報源:FlyTeam(航空情報ニュース)
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