中国最大のEC商戦「独身の日(ダブルイレブン)」を控え、アリババ(Alibaba)はVR(仮想現実)技術を応用した新しいショッピング機能「Buy+(バイプラス)」の提供を開始した。従来のネットショッピングは写真や動画、テキストでのレビュー情報を参考に購入していたが、VRショッピングでは仮想空間内の店舗で実際に商品を手に取るような感覚で買い物を楽しめる。
世界中の有名店舗をVRで仮想訪問
「Buy+」は、世界各国の人気ショップや街並みの実景をVR空間に再現し、自宅にいながら海外旅行気分でショッピングができるサービスだ。今回のローンチでは、米国のメイシーズ(Macy’s)やターゲット(Target)、コストコ(Costco)、日本のマツモトキヨシ、秋葉原のアニメショップ、オーストラリアのヘルスケアショップなど、世界を代表する8つの提携ブランドの店舗が体験の目的地として用意された。
モバイルアプリから手軽にアクセス
利用手順は非常にシンプルだ。ユーザーはスマートフォン向け「モバイルタオバオ(携帯淘宝)」アプリを起動し、「マイタオバオ(我的淘宝)」セクションから「VRショッピング」を選択する。手持ちの簡易型VRゴーグルにスマホをセットすると、目の前にバーチャルなリビングが出現。壁に掛けられた各国の風景(例:日本)に視線を合わせることで、瞬時に現地のドラッグストアの店頭へとワープする仕組みだ。
店内を歩き回り、気になる商品(例:フェイスパック)に視線を固定すると、製品の360度画像や詳細情報がポップアップ表示され、そのまま視線操作と紐づいた決済システムでシームレスに購入手続きを完了できる。
若年層を中心に爆発的な参加者数
アリババが公開した初期データによると、同機能の提供開始から最初の1時間で、早くも約3万人のアクティブユーザーがVRゴーグルを利用してサービスを体験した。そのうち6割以上が30歳以下の若い世代であり、地域別では杭州市、北京市、上海市といったIT感度の高い都市部のユーザーが最も高い関心を示しているという。
情報源:北京日報
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